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ジャストプリート工法

ジャストプリート工法は、鉄筋コンクリート造の壁・柱を成型する際、断熱材のパネル(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を型枠として使用する両断熱工法を改良し、作業性と品質性能を向上させた型枠工法です。
両断熱は、コンクリート打設後に型枠が断熱材として機能するため、後の型枠脱型と断熱工事の手間が省略できる工法です。型枠脱型を行わないため、コンクリートの充填状況が確認できないといった品質管理上の問題がありましたが、ジャストプリート工法では、専用の空洞探査プログラムを組込んだ電磁波レーダを使用することで、コンクリートの充填状態の確認が可能となっています。

施工例

ジャストプリート工法で使用する断熱パネルは、上下に突起が付いており、それぞれを噛合わすことでブロックを組むような感覚で建込みを行うことができます。パネル自体が軽量で現場加工も容易なため、初めて使用する作業者にも、使用方法をすぐに理解して頂けました。電磁波レーダでの探査の他、窓枠などのジャンカができやすい開口部付近は、断熱材パネルが入らないため、従来通り充填状況を目視で確認することができ、躯体の品質管理も容易に行えます。

施工担当者
佐藤 元紀

施工 建築事業本部
名称 リーシェ亀田中島新築工事
施工地 新潟県新潟市
発注者 株式会社東日本福祉経営サービス
設計・監理 五十嵐建設工業株式会社
着工年月 2007年10月
竣工年月 2008年8月
規模 RC造3F
延床面積 1,820㎡