グループ企業

  • 株式会社東日本福祉経営サービス
  • 株式会社AIプランニング
  • Medical Design
  • 株式会社松明
  • 株式会社けんこうぷらん
  • 株式会社アイ・フーズ

土木と建築を両輪として、新たな可能性を切り拓く

“農業土木”をスタートして、“土木”、“建築”、そして“まちづくり”へと守備範囲を拡大し、新たな価値を創造し続けている五十嵐建設工業。その原動力は、創業から変わらない「亀田郷の未来を自ら切り拓いていく」という想いです。

亀田郷で農業土木に特化した建設業を興す

五十嵐建設工業のルーツは農業土木です。1915年(大正4)、信濃川と阿賀野川、その二つの大河を結ぶ小阿賀野川に囲まれた亀田郷で創業しました。その大部分は低湿地帯で、農業を営む人々は小舟を使い、また、胸まで水につかって作業をしなければならない環境で「地図にない湖」と呼ばれるほどでした。やがて、1948年(昭和23)に栗ノ木排水機場が稼働したことで長く人々を苦しめてきた水が排出され、乾田化が進む中で、家業としてきた土建業を農業土木に特化して、五十嵐工業所を興しました。用水・排水路、圃場、農道などの整備に関わりながら実績を積み、1988年(昭和63)に五十嵐建設工業株式会社に組織変更しました。

建築×コンサルタントで土地活用をサポート

新たな可能性を求め、当社は1990年(平成2)に建築分野に参入しました。それがローコスト建築による賃貸マンション事業です。これまでの経験と新たな視点からコストカットを見直し、堅牢な建物をスピーディかつローコストで建築できる独自のノウハウを確立しました。併せて、土地の調査・相談から、着工・竣工といった建設業務と並行して、入居募集、登記手続き及びアフターメンテナンスをきめ細かくフォローして、お客様をハードとソフトの両面で支えるコンサルティングもスタート。これは、土地の有効活用を望むオーナー様にメリットを生むにとどまらず、当社にとっても大きな競争力となりました。

グループシナジーを活かして高齢者福祉事業に参入

2002年(平成14)、賃貸マンション事業の次のステップを模索していた当社は新たな事業を立ち上げます。グループ会社として東日本福祉経営サービスを設立し、当社は高齢者福祉事業に参入したのです。きっかけは家族で介護に直面し、介護は家族の問題でも医療現場の問題でもなく社会問題だと痛感したことです。介護施設の建築は当社の建築部門が手掛け、運営を東日本福祉経営サービスが統括するというビジネスモデルを構築しました。介護を必要とされる方々にも、土地の有効活用を図るオーナー様にも満足していただけるものです。これまでに新潟県内に17施設、関東エリアに17施設を展開し、98〜99%の入居率を維持しています。今後は、これまでの事業の継続・拡大とさらなる地域社会への貢献を念頭に、金融工学を駆使して五十嵐建設工業グループのシナジー効果をさらに高めていきたいと考えています。

土地区画整理事業という“まちづくり”への挑戦

2020年(令和2)、新潟市江南区下早通地区の土地区画整理事業が認可され、当社では、土木部門が開発工事を、建築部門が誘致企業の建屋建設工事を受注しました。これは、江南区はもちろん、新潟県の発展にも大きく関わる一大プロジェクトと考えています。県内外の成長企業を誘致することで、県の産業や経済の活性化に繋がり得るからです。かつての亀田郷の一部である下早通地区を新たな企業の集積地として、また定住人口の受け皿として整備していく事業に関われることは、創業から貫いてきた「亀田郷の未来を自ら切り開く」という想いの具現化に他なりません。私たちはこれからも地域社会に希望の光を灯すべく進み続けます。

代表取締役社長
五十嵐 豊

あわせて読む

豊かさの創造 一覧へ