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建築現場の施工管理は
「人」に向き合う仕事です

建築事業本部 建築部 工事課 課長

水澤 良太

2006年 新卒入社

大きな建物を造る仕事に就きたい

私の父親が建築施工管理の仕事をしていたこともあり、高校入学後、私も大きな建物を造る仕事に就きたいと思うようになり、施工管理を学ぶ専門学校に進みました。就活では、先生の勧めで当社を知り、幅広い施工実績があることに魅力を感じて入社を決めました。最初の現場は、新潟市内の6階建て賃貸マンションでした。

学校で知識は学んだつもりでしたが、職人さんに指示をしながらスケジュール通りに現場を動かしていく施工管理という仕事はやるべきことが多く、何をすればいいかわからない状態からのスタートでした。が、上司や先輩、職人さんたちに教えてもらいながら現場を経験していくと、数年後には、自然と仕事の流れやポイントが見えるようになってきました。その時に、施工管理という仕事には知識だけでなく、経験こそが必要なのだと実感しました。2015年に『1級建築施工管理技士』の資格を取得し、その後、介護福祉施設の増築工事を現場代理人として初めて担当しました。

施設を使う人の安全のため全力を注ぐ

現在は、マンションのほか、介護福祉施設、病院、保育園などの案件が増えています。こうした施設には、居室だけでなく浴場や厨房が必要であり、居室面積や廊下幅の規定、安全のための設備やバリアフリー設計など求められる要件が増える分、管理すべきことも増えます。設計図から施工図を起こし、施工計画を立てるときから十分に注力しますが、施工中に変更を余儀なくされることもあります。

子ども園の建築では、当初、階段の手すりの間隔は110mm以下という建築基準をクリアして設計されていたのですが、施工中に100mmでも子どもの頭部が挟まってしまう事案が起きたことを施主様からお話を聞き、急遽、設計監理者と話し合いの場を設け、90mm幅に変更することにしました。施工中の変更ややり直しは避けたいことなのですが、施設を使う方の安全には変えられません。関係者に直ちに周知して協力を求め、工期内に変更をやり遂げました。

『コミュニケーション力』と『気付く力』を大切にしたい

建築はモノを作る仕事ですが、相手にしているのはモノではなく、“人”です。現場は様々な専門業者、職人さんがいて初めて機能するからです。また、施主様や建物を使用するお客様の期待にも応えなければなりません。施工管理の一番の役割は、そういう「人」に向き合うことです。相手の意見を聞いて施工に反映させ、自分の考えを相手にわかりやすく伝えるためのコミュニケーション力が必要です。

また、“人が使う”という視点で図面を見て、違和感や危険性などに気付くことができる力も大切です。建築の知識だけでなく、こういう力を持つ施工管理を私は目指していますし、若い人たちにも目指してほしいと思います。当社にはベテランの現場代理人がいるので、その下で学びながら、若い人たちをじっくりと育てていきたいです。

就活生へのメッセージ

離職率が低くベテラン社員が多い当社。一見怖そうでもみんな優しいですよ。わからないことは何でも聞けて、若手の意見もしっかり吸い上げてくれる風通しのいい環境です。覚えようという気持ちがあれば大丈夫!